「笑いについて(2)」
笑いって、往々にして誰かを傷つけるものです。
小学生の頃、すごい嫌な国語の塾講師がいました。
漢字が苦手なオレに、わざと答えられなさそうな問題をあて、他の生徒の笑いを取るという人でした。
朗読中“勇ましい”という漢字をオレは読めず、「分からないです。読めません。」と言うと「え〜!!こんなのも読めないの〜??」と言って笑いをとり、「強いという意味は文脈から分かるし、推測して読めるだろ〜!」と言われました。
オレはそこを「たくましい」と読み、クラスは再び笑いの渦でした。
その先生には、俺の気持ちは分からなかったでしょう。
笑いを優先するオレは、嫌な気持ちを顔に出さなかったので。(一緒に笑ってたと思う)
でも今だに覚えてるのは傷付いてた証拠です。
あれは一番簡単で、卑怯な笑いの取り方です。
その先生は自分を面白い先生と思っていたに違いません。
悲しいことに、人間は人の不幸をおかしく感じるようにできているみたいです。
ナチスの大量殺戮に関わった人の心理を研究するための興味深い実験があります。
実験室に一般人を一人づつ呼び、「壁の向こうにはある人に電極がつながれています。今から私の言う通りに電圧の操作のつまみをあなたに上げてもらいます。」と説明します。
言われた通りに一般人が電圧のつまみを上げると、壁の向こうから「うお〜!いてぇぇ〜!!やめてくれ〜!!」という苦痛の声が聞こえてきます。(本当は電極はつながれていないので演技です)
これを不特定多数の人にやってもらい、リアクションを見ます。
するとなんと老若男女問わず『70%以上の人が、壁の向こうから聞こえてくる苦痛の声に反応して笑った』という驚くべき結果が出たそうです。
自分の責任意識が薄い場合、苦しむ声はおかしく感じるのです。
かく言うオレも人を笑わせる時、相手を傷つけるようなことをよく言ってしまってます。
しかし、それは必ずそれらが許されるような親しい仲の人のみにするように心掛けています。
とは言っても、気付かずに深く人を傷つけていることもあるでしょう。。
芸人でいうと藤井隆はその辺すばらしく気を使っている人だと思います。
彼の言うことには安心して笑えます。
それと正反対なのがロンブーの淳です。
ヘドが出ます。

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